ようやく解放された時にはもう夕方だった。
「疲れたぁー・・・」
「とぅ」
サヨのチョップを足にくらい、一気に倒れる。足が痺れていたために、それはオレにものすごいダメージを与えた。
「サヨ~~!?」
「ぬははは少年よ、たるんどるぞ。」
なんだ、このテンション。
正直ついていけない、というか疲れ過ぎてかまってられない。
「ふわぁ・・・よく寝た・・・・・。」
ユズもようやく起き出す。
「そろそろ夕飯作らないと、か。」
「今後こそお寿司」
「即却下!!」
「あなた!ハルカ様のお願いを踏みにじるなんて。」
「そうよ、チョウの言う通りだわ。部長の言うことは素直に聞きなさい。」
「うるさいうるさい。さーて、今日の安売りはなんだろな~。て訳で行ってくるわ。」
財布だけ持って家を出る。
女装していたことは家を出て気がついた。
ふう・・・。
まぁいいか。バレたらその時だろう。


