夕方の5時に差し掛かったとき、そろそろ夕飯の準備だな。
みんなは黙々と作業を進めていた。
あの時の賑わいはどこへやら。
しかしオレが「じゃあ、夕飯の材料買ってくるわ。」と言うと、みんなが一斉にこっちを向いた。
「・・・?どうした?言っとくがハンバーグに変わりないぞ。」
「・・・・・・・あたしも行く。」
いきなりユズが立ち上がった。
その表情は前髪が邪魔して見えない。
「え?」
「え?ユズ?」
ハルカも驚いたように立ち上がる。
「ちょうどなんかお菓子が欲しいと思ってたし。」
「は、はぁ。」
「だ、ダメよ。ぇぇと・・・そうこんな変態と一緒にいたら大変なことになるわそんなこと部長のわたしが絶対阻止ってわけで一緒に行くわ!」
「お前もくるのかよ。」
「何わたしが一緒だと不都合でも?」
「聞き捨てなりませんわね!わたくしのハルカ様に何か文句でも?しょうがないのでご一緒しますわ。もちろん、大事なハルカ様に指1本触れさせませんわ!」
チョウまで入り混んで来やがった。
助けを求めようとサヨに視線を向けると・・・・・
「ふふっ・・・・・もちろん行くよ。」
「ですよね・・・。」


