Girl's? collection 1



夕方の5時に差し掛かったとき、そろそろ夕飯の準備だな。

みんなは黙々と作業を進めていた。
あの時の賑わいはどこへやら。


しかしオレが「じゃあ、夕飯の材料買ってくるわ。」と言うと、みんなが一斉にこっちを向いた。


「・・・?どうした?言っとくがハンバーグに変わりないぞ。」


「・・・・・・・あたしも行く。」


いきなりユズが立ち上がった。
その表情は前髪が邪魔して見えない。


「え?」
「え?ユズ?」

ハルカも驚いたように立ち上がる。

「ちょうどなんかお菓子が欲しいと思ってたし。」

「は、はぁ。」

「だ、ダメよ。ぇぇと・・・そうこんな変態と一緒にいたら大変なことになるわそんなこと部長のわたしが絶対阻止ってわけで一緒に行くわ!」

「お前もくるのかよ。」

「何わたしが一緒だと不都合でも?」

「聞き捨てなりませんわね!わたくしのハルカ様に何か文句でも?しょうがないのでご一緒しますわ。もちろん、大事なハルカ様に指1本触れさせませんわ!」


チョウまで入り混んで来やがった。
助けを求めようとサヨに視線を向けると・・・・・


「ふふっ・・・・・もちろん行くよ。」


「ですよね・・・。」