「ま、まあそういう男子もいるわよね。ナオキ君。あなたに部長から命令があるわ。夏休み中のご飯はあなたが作りなさい。」 ハルカがなんとも言えない顔で言った。 「あー、別にいいけど。オレそんなにいいもの作れないよ。何よりチョウの口に合うものは―――って、まあいっか。」 「なんですって奴隷は奴隷らしく服従してればいいんですわ!」 チョウは机をバンと叩く。その拍子にグラスが揺れた。 チョウはオレが男とバレた(正式にはもうバレてた)日から反応がよりキツくなった。