君と一緒に生きたかった。

「あ、あのー」

せりが恐る恐る私達の間にはいってきた。

「あ、ごめんごめん。こいつは従兄弟の八代 和哉。生徒会だから、少しは顔見たことあるでしょ」

簡単に和哉を紹介した。

「よろしく。転校生なんだよな?」

和哉がにっこり笑ってあいさつした。

「う、うん...よろしく...っ」

せりも返してるけど......ん?

「なんかせり、顔赤くない?」

せりの顔は林檎のように真っ赤っかだ。

「え!?そ、そんなことないよぉっ」

なぜかせりは慌ててるし...。


キーンコーンカーンコーン

「おっ、チャイム鳴った!じゃあ俺行くわっ」

「おー、ばいばーい」

走って教室に戻る和哉を見送りふと隣を見ると、せりが見たことない顔で和哉か走っていった方向を見ていた。






.....せり?