憑いてます




それから−…


春木は

目を覚ました。



窓の外が暗い。

よほど眠って

しまっていたのだろう。


ぼーっとする頭を

抱えて春木は身体を

持ち上げた。



<何時だ…?>



時計を確認すると

針は深夜1時を過ぎていた。



<参ったな…。

こんな時間まで

眠ってたなんて。>