確かに彼等はが本当に異端者だったら
長身の生徒が言ったことにも図書室の奥に行くなと警告されたことにも
合点がいく
「異端者はろくでもない連中ですわ
近づかないほうがよろしいんじゃなくて?」
ドクンッ
女子生徒の言葉に動悸が速まる
なぜか全身の血が沸騰しているように熱い
「なんで…」
「?」
「ミ、ミルファ…?」
重く低い声が教室に響いた
クラス全員がこちらに注目したがミルファはおかまいなしに続ける
「同じ"人間"でしょ?
なんでそんなことが言えるの…?」
「?何を言ってるの?
異端者なんて人間じゃないわ」
その言葉に身体が疼く

