卒業式で、僕は泣かなかった
中学校を卒業し、僕は高校生になる

中学では、友達がたくさんできた
しかし、僕と同じ高校に行く友達は一人もいない
悲しいことだけど、泣かなかった
友達はみんな泣いていた

普段はチャラチャラしたやつでも泣いていたが
僕は泣かなかった

幼い頃からプライドが高かった僕は、人の前で弱い部分はほとんど出さなかった
不得意な事があると、いつも笑ってごまかしていた
また、全然苦手ではないものでも
その場によって、苦手なキャラクターを演じた

人から嫌われない人間になる

そんなネガティブな事を、幼い頃から心がけでいた
だから、嫌いなやつ、苦手なやつとでも
仲良く接した
嫌いなやつに、嫌われないために

今まで・・・といっても、まだ十五年しか生きていない僕だけど
多くのことを経験し、学んだ
その体験談を、書きたいと思う

また、エピローグから始めた理由がある
これからも僕は、今までの何倍もの体験をするだろう
だから、今、この日を'終わり'として書いていこうと思う
今の僕はどうやってできたのか
これを書いていくと共に、なつかしく思い出そうと思う