「どうだかな〜…」


明らかに信用を
していない梶君…


「本当だよ!」


「あ、車。」


「へ…っ!?きゃっ!!」


梶君が私の手を
引っ張った。


大きなトラックが
通って行く。


「ほら、危なっかしい
じゃんかよ、バーカ」


「…気付かなかった
だけだもんっ!」


どこまで負けず嫌い
なんだろうか…


「茜、キスするよ?」


「ほぇ…?んっ!」


許可してない!
聞いた意味ないよ!!


触れるだけのキス
だったけど…


唇を離した後は、
私の顔をジッと見る梶君。