「二度と上野に 近付くんじゃねぇぞ」 「「「「…」」」」 黙ってんなよ… 返事ぐらいしろよ… 「聞いてんの?」 「わ…わかったわよ」 そう言って、 四人は出て行った。 「上野…っ!!」 「…っ!!」 「大丈夫?」 「…だ、大丈夫!」 上野は無理に笑う。 こんな時まで… 笑わなくていい… 「ったく…泣くまで 痛かったんだよな…」 「梶君…?」 …俺まで… 涙出そうじゃん…