幸せへの道


そして。佑と反対側の奥のテーブルに突っ伏している輝先輩のところに行く。

「輝先輩。起きてますか?」

先輩はムックリと起き上がる。
…寝起きのせいか、妙に色っぽいうつろな目をしている。

「…なんだソレ。」

輝先輩は私が手に持っているチョコレートケーキをジッと見る。

「今、作ったチョコレートケーキです。
食べますか?甘味は控えめです。
ちなみに味は保障しません。」

「………食う。よこせ。」

寝起きのせいか、いつも以上に口数が少ない。
私は輝先輩の前にケーキを置いた。