幸せへの道


私はアルバムを勢いよく閉じた。

「もういいですよね!?」

「ちぇっ。」

蓮っ!?何が「ちぇっ。」だよ!?

「あー…。なんで高校から黒にしたんだ?
地毛なら金髪でもいいじゃんよ。」

今度は涼司先輩か…。

「進華学園の特待生受験前に、先生に染めろって言われたんですー。」

《キーンコーンカーンコーン》

…あ。チャイムが鳴った!
やったぜっ!!

解放感満載の私に、蓮が水を差す。

「考えが顔に出てるよ、実亜。
でも残念。実亜、授業受けられないね~。」

「…へ?」

な、なんでっ!?