言ってしまった。
救いを求める言葉を。

「ったく。はじめからそう言え。」

「…だって…。」

そう言っている私を輝先輩はまた抱き締める。
…どうしてここはこんなに落ち着くの。

「よく言ったな。話してくれてサンキュッ。」

先輩はそう言うと、私から体を離して微笑んだ。

思わず胸が高鳴った。

私の心臓が大きく振動している間に、先輩はベッドから降りて、私の上に何かを投げた。

《ボスッ》

「…?何ですかコレ。制服…?」

「いいから早く着替えろ。
行くぞ。」

先輩は私の座っているベッドの周りにカーテンをひく。
えっ?ここで着替えるの?

てゆうかなぜ私の制服を…(汗)。
とりあえず着替えよう。

…ん!?行くってどこへ!?
謎が多すぎる…。

私はせっせと着替えた。
そっとカーテンを開ける。