幸せへの道


中に入る。…するとそこには、1人の男子が席についているだけ。…とゆうより。

「なんで机が3つしかないの?って感じだね。」

「えっ。」

その席についていた男子が立って私の方に来る。そして微笑む。

「はじめまして。俺は成瀬蓮夜(ナルセ レンヤ)だよ。蓮って呼んでね。」

「あ、はい。えと、高条実亜です。」

なんか流れで自己紹介してしまった。

「うん。知ってる。この中等部でずっとトップだった佑をぬいて首席とった子でしょ?聞いた時はマジ驚いたしー(笑)。」

「うっせ。蓮、余計な事言うな。」

えーっと…。話が読めない(汗)。とゆうよりも。

「あの。何でこのクラスは…その。3つしか机がないんですか?…こんなに広いのに。」

どう考えてもおかしいでしょ。教室の無駄使い(?)だ。

「あ。そか。実亜って外部生だったね。机が3つしかないのは今年のS組が3人にかいないから。俺と、佑と、実亜の3人ね。」

「へ?何で3人しかいないんですか?」

3人で1クラスなんて。教室がいくらあっても足りないよ。