幸せへの道


「んじゃ、行くぞ。」

「ぅわっ。」

また腕を掴む。そして今度はあまり歩くことなく止まった。なぜならエレベーターに乗ったから。エレベーターは5階で止まり、音と共にドアが開いた。…とそこは。

「…嘘ぉー…(汗)。」

そこは…宮殿?みたいに広く、キラキラしていた。…学校じゃないでしょ、ココ。

「ココがS組。俺らの教室は3つあるうちの一番奥の教室だ。一番手前は三年生で、真ん中は二年生な。二年生んとこには生徒会長いっから。」

「…生徒会長…?二年生が…?」

三年生は?普通、前期までは三年生が中心でしょ。
スタスタと教室に向かうソイツにきく。教室の前まで来て、ソイツはドアを開ける。

《ガラッ》