次の日。昨日と同じ制服を着る。
私は洗面所の前で化粧をする。したくてしてる訳じゃない。痣を隠すためだ。
それに、私自身は分からないけど、顔色が悪いらしい。まぁ、一日一食しか食べないから、仕方ない。
カバンには学習用具と、自分で作ったお弁当を入れる。あと少しの化粧道具。

準備ができたら学校に行く。…気が進まないけど。

《ガチャ…》

「いってきます。」

父は私より後に出る。だから鍵は掛けない。

学校に向かう私。歩くたびに昨日の痣、火傷が痛む。ぶっちゃけ歩きたくない。
でも、入学早々休むワケにもいかない。

私は痛みに耐えながら学校まで歩いた。