「皆逃げ切ったの?」
「うん。佑もあんなんだけど、無事だよー。
涼司も、俺も全員無事ー。」
良かったー…。
…まぁ、涼司先輩は良いけど。
「オラ、お前ら立て。閉会式始めんぞ。」
私の背後から輝先輩が言う。
「実亜ー♪お疲れ~♪」
美憂が抱きついてきた。
皆、笑ってる。私もその"皆"も入ってる。
変に感じてたのは、私だけだったのかも。
つり合ってる、なんて全然言えないけど…
皆は私と、おんなじように接してくれる。
"幸せ"かも…知れないなぁ。
そうして、体育祭は、幕を閉じたのだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…