《さぁーーて!進華鬼ごっこも残り10分!
ラストスパートです!生徒会役員の運命は
一体どうなるのでしょうかーー!!!!》
「「あ…。」」
空気を読まないテンションの高い
アナウンスが流れた。……た、助かった(汗)。
いざ冷静になると、今の体勢の恥ずかしさに
気づく。先輩の足の上に座る私。
は…恥ずい…(汗)。早く降りよう。
先輩、足大丈夫かな…。
「す、す、すみません…重いですよね(汗)。」
「待て。」
「のゎっ!」
立ち上がろうとした直後、先輩に再び腕を掴まれて、さっきよりも先輩の顔に近づいた。
ち、ち、近い……////。
「お前、何か言いかけただろ。何だよ。」
あぁ…(泣)。見逃してください…。
こんな体勢で言えませんからっ!!
(↑さっき言おうとした人。)
「な、何でも無いです…。」
とりあえず、近い…。
体勢を変えたい。
「……チッ。まぁいい。時間ねぇみたいだし。
後でじっくり聞いてやる。」
……………じっくり(泣)。
「残り10分を切ってる。
時間になったら戻んなきゃなんねぇしな。」
あ、やっぱり戻んなきゃ…え。
「どこに戻るんですか?」


