幸せへの道


「…157284+381214+414976の答えは?」

「えっ、き…953474…て、あれ?」

合ってる。首席だな。
単に嘘が下手なだけなのか。

話を戻す。

「あくびでんな顔してるわけねぇだろ。」

悲しそうな、切なそうな、辛そうな顔。
何でそんな状態なのに、俺に頼ろうとしないんだよ、お前は。

「………えっと。その…。」

たじろぐ実亜。
…なんだか小動物に見えてきた。

「俺を頼れっつった時、お前は返事しただろうが。言えよ。」

「……。」

まだ口を開かない実亜。
強情な奴だな。……だったら。

「えっ!?ひ、輝先輩っ!?」

俺は実亜の小さな顎をつかみ、
視線を無理矢理俺の方に向かせた。

「―――――~~~~っ////!!」

みるみる顔が赤くなっていく実亜。
普段冷静な実亜がどんどん表情を崩していく。

「お前が正直に話すまでこのままだぞ。」

ぜってぇ言わせる。

「「……。」」

そして、10秒程沈黙が続いた。