《コンコン。ガラッ》

「失礼します。1-Sの高条実亜です。」

職員室に入る。教員一同が私を見る。
…私、何かついてる?

「おー高条。コッチだ~。」

あ。無責任先生だ。(←詳しくはP.8で)
てかさっきこの人の授業サボったからあんまり会いたくなかった。

「何か?」

とりあえず速く話を終わらせよう。

「人の授業すっぽかしといてその言い方はねーだろ。次のテスト覚悟してろや。」

「あは。私が首席キープ出来る範囲でお願いします。」

この先生と話すのは楽。
変に気を使う必要もないし。