ザァッ…と気持ちの良い風が吹く。

「…美憂。」

気づいたら、美憂に言っていた。

「私、迷惑かけまくりだと思うけど…見捨てないでね。」

お願い。
見捨てないで。

「ん?何、急に。見捨てるワケないじゃん。」

当たり前のように、言ってくれたその言葉が、凄く嬉しくて。

「じゃあ。改めて、よろしくお願いします。」

「クスッ。あたしこそ。」

今日、とても素敵で、大切な"友達"が出来た。