《ギィィィ…》
綺麗な校舎と違って、屋上へのドアは普通に錆びていた。
…見ない所には気を使わないのか…。
でも。
「うわぁ…!」
景色はとても素敵なものだった。
「クスクス。憧れの実亜様がこーんな所で授業サボってるって知ったら、どう思うだろうね~?」
またソレ。私は憧れられてなんてないって。
《キーンコーンカーンコーン》
「「あ。」」
終わっちゃった。
「美憂、次の授業何?」
「え?んー。家庭科。実亜は?」
「私は…現国?行かないけど。」
現国あんま好きじゃないんだ。
「あーあ。実亜様が二時間連続で授業サボるなんてぇー。」
「煩いなっ!」


