私は喫茶店に行く。近いからすぐに着いた。

《カランカラン》

お店のドアについている鐘が鳴る。

「こんにちは。店長。学校終わりました。」

私はここでバイトをしている。お店に着いたら一番初めに店長にあいさつする。

「あら?早いわね。お昼食べた?」

店長は女の人。"店長"なのにまだ25歳。若々しくて、美人だ。

「いえ。でも大丈夫です。」

入学式だったから昼食は無かった。昼休みも。

「奥に作ったヤツあるからちゃんとたべて?食べ終わったら着替えてきて。」

「はい…。ありがとうございます。」

大丈夫って言ったのになぁ。

私は奥に行って昼食をいただいた。

「実亜ちゃん久しぶり~♪ね、俺と付き合わない?」

この店のバイト仲間の恭(キョウ)さん。カッコいいけど軽い人だ。

「結構です。私、着替えるので失礼します。」

「ちぇっ。相変わらずツレないね~。」

知るか。私は無視して自分のロッカーまで行って着替えた。

そして店長の所まで行く。

「店長。終わりました。」

「ん。じゃあ今日もよろしく♪」