「これから、今日塗った塗り薬を毎日塗れば、少しずつ傷も消えていきます。毎日、塗ってあげてください。」 「……分かった。今日は、急に呼んで悪かったな。助かった。」 「いえ。それでは。お大事に…。」 「あぁ…。」 俺に軽く会釈をすると、曽根崎は静かに帰って行った。 ……さて。俺も行くか。 実亜の所へ。 《ガチャ…》 「…実亜?」