「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
働きながらも考えるのは輝先輩のこと。
迎え……かぁ……(汗)。
ん…?よく考えたら輝先輩、私のバイト場所知らなくない!?
先輩…大丈夫かな…(汗)。
いかんいかん!!とりあえず今は働こう!
私はクルッと振り返る。
《ドンッ!》
「きゃあっ!!」
………やば。誰かにぶつかっちゃった…(汗)。
―――ズキン。ズキン。
今の衝撃で身体中にある痣がズキズキする。
……痛い。でもとりあえず謝らなくては。
痛みで動くのを拒む体を無理矢理立たせる。
やっぱり、すごく痛い。
私は頭を下げる。
「申し訳ありません。お怪我はありませんか?」
顔を上げると、そこには。


