生徒会になんぞ入ってたまるか。ただでさえ忙しいのに。
先生を説得しようとしたその時、蓮が私に言った。
「実ー亜。S組の生徒は毎年少ないから生徒会に強制参加なんだよ。」
えぇ…(汗)。最悪だ…。なんてめんどくさいんだろうか。
「へぇ~。あ、君。特待生だから知んないのか~。」
…誰。あ、日向って人だ。名前は知らん。聞いてない。顔は…私より確実に綺麗だ。
「黙ってろ、涼司(リョウジ)。お前が喋るとややこしくなる。」
日向先輩は「ヒデー(笑)。」と言って笑っている。…なんか謎だ(汗)。
「お前、特待生なのか。」
特待生のバッジを見ながら私に言う奥内先輩。
顔が綺麗すぎて少しムカつく…。
「はい。一応。」
なんかこの人…独特の雰囲気が…。てか背高っ。185cmぐらいありそう。
「あとの2人は佑と蓮か。…いいぜ、先生。適当でいいなら会長やっても。」
奥内先輩は先生に向かってそう言った。…相手、先生だよね?
「マジか!?よく言った、奥内ぃ!!適当でもどうでもいいぜ!!」
いいのかよ。それって教師としてどうなの?
「じゃ、放課後生徒会室来い。役割決める。」
スルーですか、先輩…(汗)。まぁ、いいや…。
てか役割…。私いらないなぁ…。めんどくさいのは特に。
そう思いながら解散。


