とちゅうにお花畑があった。



「まあ、綺麗!おばあちゃんに持っていこうかしら。」



私はお花畑に腰を降ろすと赤いお花を摘み始めた。



赤いお花が大好き。


というか赤いものが大好き。



だって、赤頭巾ちゃんだもん!



「可愛いお嬢さん、赤いお花がすきなんですね。」


「誰?」


隣を見ると見たことがない男の子。


お人形みたいに綺麗な顔をしている。


茶色い髪はさらさら。


そして...茶色い耳!