あたしの前にいたナンパ男が倒れた


「あんた何してんの?」


「鈴斗…くん?」


「まったく女と関わりたくないんだけどな…
どうしたの?」


嫌々だけど心配してくれた


それより…!


「探さなきゃ…颯が颯が泣いてる
どうしよう…あたしがっ目を離したから…ごめんっごめんねッ…」


「はぁ?意味わかんないんだけど」


もういい


あたしが見つけなきゃ


なんで…こんなことなかったのに


あたしは涙でグチャグチャだったけどかまわず走った


後ろから鈴斗くんもついてきてる


どこにいるの?


そしたら…


「ねぇ!」


「なに!?いま、忙しいの!」


「そうじゃなくて…僕たちの倉庫になんか子どもが来たって…」


えっ!?