「うるさぁい!!!
あんたたちごちゃごちゃうるさいのよ…
颯でももっと静かにしてるわよ!
あたしはチャラチャラしてる女好きは大嫌いなの!
それに鈴斗!あんたは裏表ありすぎなのよ
もっと颯のこと見習いなさい!」
…………
「玲亜さぁん?颯くんの名前は出さない方がいいんじゃないの?」
……あ
やっちまった
「と、とにかく…あたしは自分の時間がなくなるなら仲間になんか入んないからね!」
あたしは守の手を引っ張って教室に戻った
その後の屋上に笑い声が聞こえたのはあたしは知らなかった
「玲亜?」
「なに?」
「あたし、龍神の仲間に入って平気だと思うよ
みんながあいつと一緒じゃないんだから…」
「わかってる…
今日話してみて面白いやつらだと思った
だもあたし、一番大切な人が5人も増えたらこの先やっていけない」
ほんとは嬉しかった
泣きそうだった
仲間になりたかった
でもあたしはただの高校生じゃない
