「それとな、母親は子供を守らなアカンのや。ホストがいくら娘を可愛いがろうが父親ではない。ただの口座でしかないんや。芽依わな。」 「あっ……」 その会話を聞いていた芽依。 目があうと寂しさを隠すように にこっと笑った。 その日何も言わずに 芽依は店を辞めていった。