SCANDAL'S



オーナーも私のタメ口は全く
気にしない人だった。
それどころか
敬語が嫌いな人だった。




冷静で強面な人だが
情が熱く、古株の人達には
すごく信頼されていた。




そんなオーナーの一言に
私は愕然とした。




「お前、芽依に近づくな。」




「はっ?なんでいきなし?」




「いいから近づくな。最近、掲示板にお前の悪口が頻繁に書かれとるやろ?」




「それが何?関係あんの?」




「新人のお前が何で頻繁に書かれるかわかるか?」




嫌な予感がした。




「妬みや。新人で指名取れてるお前が羨ましい。……そんな感じがせんか、芽依って女わ。」




「……は?今なんて…」




「芽依や。お前がよう一緒におる芽依や。」