「んー……あんた気に入った」



私は金髪に笑いかける。
金髪は不機嫌な顔をする。




「だってさ「黒兎」に普通に話しかけてきた奴
滅多にいないからさ」




「俺も気に入ったよ「黒兎」」




カツアゲされてたと思えないくらい怪しく笑ってた。

私は疑いの目を向けると
金髪は不機嫌な顔をまたしていた。


「俺は喧嘩禁止令くらってるだけだ」



「ははっ」




たぶんコイツは……
相当な不良になりそうだ。




「じゃね?金髪少年」



私は去っていく。



「「黒兎」の素性暴いてやるからな!!」





そりゃ楽しみだな。



あと………


「金髪より黒髪のほうが似合うと思う」



私はそう言って
彼から去っていった。










「いつか戦争しようじゃねぇか」



私は黒く笑った。
















これはそう二年前のお話かな…