?? side 「「黒兎」が現れた?」 俺は耳を疑った。 「あぁ……「赤蘭」を潰したそうだ」 「赤蘭」にはいい評判は聞かない。 潰されて当然だろう。 「総長は「黒兎」にこだわるよね?」 何で?と言う目で 俺を見ている。 「俺はどうしても 「黒兎」に会いたいんだ」 「総長が?……珍しい…」 俺は過去を思い出す。 口元が緩んでいた。 「黒兎」…… 捕まえてやるからな? end