「「黒兎」本名教えれよー」




「それはできませんよ?」


私はドスの効いた声で話す。
秋斗さんは何故か私の素性を知りたがる。




「ちぇ」


ふてくされた。
意外に可愛い。




「ほら「狗神」行こう?」



秋斗さんの通り名「狗神」


秋斗さんは大型犬みたいだ。




「おぅ」



私はスーツケースを持つ。
中には武器と情報が入っている。