気が遠くなる感覚から光が差し込んだ。

さっきまで暗かったはずなのに…

なんでだろう?


私の意識は盲ろうとしていて、視点が定まらない。

今まで私なにやっていたんだろう…



「朔夜さん…」



「…璃莵?」



私は璃莵に手を延ばした。

その手を璃莵はつかんでくれた。
けど…


急に口を抑えられた。