あと少し。
この言葉が、どれだけ励ましになるだろうか。
いわゆる単細胞であるうちゅうじん。の面々は、この言葉を信じて疑わなかった。
電気屋さんの倉庫にあったドラムコードを、全て運び終えた頃にはすでに日が傾いていた。
「工場長!これで全部だ!これでどうだっ!」
「うーん。隊長!5メートルくらい足りないよ(笑)」
「ガーン………」
作者の乱入!
俺にも経験がある。
達成感の後の脱力感!
虚しさが心を支配して、何物をも受け付けないバリア状態。
しかし、単細胞は立ち直りも早い。
ストーリーに戻そう。
「5メートルくらい、すぐじゃん!パシり隊!出動だっ!」
いうのが早いか、隊長は民家のある方へ。
慌てて後を追いかけたパシり隊。
5メートル。
頑張れうちゅうじん。
君達が福島の明日を開くのだっ!
本編第六話
「明るい未来」
終わり