「あっ…あれはっ………」



隊長の注文していた放射能除去装置セット(輸送船を含む)が、港に到着したという知らせを受けて、ロイズと隊長は港に来たのである。


ロイズは、遠く離れた地球という星で、地球人のために頑張っている隊長を応援する気持ちを込めて、最大限の用意をしたのだ。





「どうだ、隊長。
あれが………」

「きっ、キレイなお姉さん!」





作者注

短編なので、無駄なことは出来ません。
隊長には、一発食らわせますので、引き続きお楽しみください。





「隊長。あれが輸送船だ。放射能除去装置は、すでに格納庫で完成している。
あとは、地球に戻って工場長に電源を入れてもらってくれ。」


「わ…わかった………それより作者!
今のは痛かったぞ………
よし、出発だ!
ロイズ、ありがとう!
きっとまた来るよ。元気でな。」



輸送船は、銀色に輝く四角い船であった。
その巨体は乗って来た宇宙船の十数倍はありそうなものだ。
上部の角にある、丸いハッチから中に入ると、内部は素晴らしい作りになっている。
そしてその巨体の80%を占めている格納庫には、丸い形の放射能除去装置が詰まっている。




「ロイズ、ありがとう!
これで福島を復活出来るぞ!」








本編第四話
「灯台下暗し」
終わり