「黒髪でバスケ部」
「へえ、俺と一緒じゃん」
当たり前だよ、キミなんだから。
「何年生?」
「2年生」
「俺らと同じじゃんか」
当たり前だよ、(以下略)
と、ちょっと真剣な顔で考える氷藤くん。
「・・・・・」
この沈黙なに?!
あー、急にばれてないか不安になってきた。
いくら相手が鈍感野郎といってもさ。
同じ学生の黒髪バスケ部なんて、そんないないし。
とりあえず、話題をそらそうっ!
「氷藤くんは?!好きな子いないの?!」
あー、さっきの意気込みさはどうした、わたし。
いざばれそうになると、やっぱ怖いもんだなぁ・・・