「死ねよ!!!なに人の男に手ぇ出してんだよ!!ガタンッ」




教室に入ろうとした私は物凄い女の怒鳴り声と物音で足が止まった。




え、喧嘩・・?




恐る恐る扉をあけると数人の女に囲まれ1人の女に胸倉を掴まれた沙奈がいた




「さな!!!」




「あ・・や」




「沙奈に何すんの!!!」




私は掴んだ手を離し沙奈の前に立ちはばかった




「はあ?こいつが悪りぃんだよ!ウチの彼氏と浮気したんだよ!!!」




「何言ってんの!?沙奈がそんな事する訳ないじゃん!!」




「友達が一緒に居たの見たんだよ!」




「だからって、浮気って決め付けんな!!始めから暴力で突っかかってアンタ何様!?大体・・「この女・・・っ!!」グイッ


 

次の瞬間物凄い激痛が走った




「まじムカつく!!調子のんなや!!」




「・・っ!!」




私は髪をおもいっきり引っ張られた




「やめて!!あやは関係ないでしょ!!」




「は?(笑)アンタが引き起こしたんじゃん?」




両手で髪を掴まれ机の方へ飛ばされた




「・・・・っ・・!」




「あや!!」




全身に走るあまりの痛さに声が出せない




「だから浮気なんてしてないってば!!あたしらはちゃんとつきあってたもん!!」




「はあ!?てめぇいい加減にしろやああ!」




女が手を振り上げた




「さ・・な・・!」




「暴力を振る女の子なんで嫌いだよ」




その声と同時に女の動きが止まった