気づいた時にはもう家の近く、


…あぁ、やってしまった。


ふとそう思った、ムカついて、

悲しくて、悔しくて、

何かよくわからないけど涙が止まらない。



ちらっと女のひとの顔が見えたけど凄く綺麗な人だった。

よく考えたら、あたしと先輩が付き合ってるのって不釣り合いなんだよね、

可愛くないし、美人でもないし…

化粧だってうまくない。


ま、今更だよね…


「あ、」


学校のスリッパのまんまだった。



「…最悪。」




明日、学校嫌だな…