碧君に部屋を追い出されしぶしぶ

自分の部屋に帰る


私の部屋と碧君の部屋の壁は薄くて声が筒抜け


携帯の着信音でさえつつ抜けなの




私が一人いじけて雑誌を見ていたとき

碧君の部屋から携帯の音がして耳を澄ますと

プッ「もし。誰?」…

「あぁ…」…

「今日の夕方なら。」…

「海が居る」…

「姉」…

「気にしない」…

「くれば?」…

「さいなら」…

私の予想で相手は女の子