「そろそろ、我等も言葉、話しちまうか」


「だな」


「てか、四足歩行不利だぜ?」


「じゃあ、本気出して、二足歩行なろや」



「ワシも、猿みたいに、武器持ちたいわ〜」



「じゃあ、軽く親指でも生やすか」




と、自分の身は自分で守ろうと、自ら進化したのだった。


著者 我等
―俺等の進化ー
から引用。



こうして動物達は、自分達の住みかを守るため、鬼の侵略に抵抗し敵対、それを知った政府はと言うと、動物達に同盟を求め、協力して鬼と戦うことを表明し、動物達も、それに同意し、
鬼と人間と動物の戦争


鬼人動戦争(キジンドウセンソウ)が勃発した。











動物と人間の連合軍の方が数では上回っていたが、鬼の個々の力は凄まじく、圧倒的な力で、日に日に兵の数が減らされていき、兵達も士気を失いつつあり、連合軍は、劣勢を強いられていた。













そして、倍以上あった連合軍の兵数は鬼を下回るぐらいに減り、誰もが連合軍の敗けを、悟っていた、ある日








国の偉い奴
「どこまで強いんだ鬼は・・・・・・」



国の偉い奴の側近
「生身に対し、こちらは銃器を使用しているのに、勝ち目はないなんて・・・」



国の偉い奴
「動物達で、なんとか持ちこたえているが時間の問題だろうな・・・・・・」



国の偉い奴の側近
「・・・・・・そうですね」



報告する奴
「報告します!!なんか勝ってるっぽい、との報告が、先程、司令官からありました!!」



国の偉い奴
「なっ!なんですって!?何故、いきなり戦況が変わったんだ!?」



報告する奴
「それが、その・・・・・いきなり戦場に、刀を持った、男と、4匹の動物達が現れ、次々に鬼を蹴散らしているらしく・・・・・・」


国の偉い奴
「な、なんだって!?男の身元は?」



報告する奴
「それが・・・・・解っているのは、連合軍の一員では無いのと、名前だけみたいです」



国の偉い奴
「なっ、一般人なのか?!なんて名前だ?」


報告する奴
「え〜・・その〜・・・・・嘘みたいですが・・・・・も、ももたろう、です」



国の偉い奴
「ももたろうっ!?そんな、あの童話の桃太郎だと言うのか?」