モモ太郎
「いや、それは違う。テンションで押し切ろうとも、パンツは紛れもなくお前だ」


ジロさん
「うっ・・・・確かに・・・・。すまねえ、パンツは俺っちだ・・・・」





ゴリラ
「いや、どっちもパンツでは無いやろ」



モモ太郎
「おっ、なんだ起きたのか」



ゴリラ
「ごめん、いつの間にか寝てたわ」



モモ太郎
「まあ、ゴリラだしな」



ジロさん
「ああ、まったくだ」



ゴリラ
「いや、ゴリラは関係ないと思うねんけど」


モモ太郎
「まあ、ゴリラだしな」



ジロさん
「ああ、まったくだ」



ゴリラ
「なんか、お前等ムカつくねんけど」



モモ太郎
「まあ、ゴリラだしな」



ジロさん
「ああ、まったくだ」



ゴリラ
「叩いていい?」



モモ太郎
「いや〜ゴリラだしな〜」



ジロさん
「うん。それはまったくだなぁ」



バシッ!!


バシッ!!



モモ太郎
「っつぅ〜・・・・・やっぱりゴリラだな」



ジロさん
「うっ・・・・・まったくだ」




ゴリラ
「お前等、そろそろ、ソレやめろ」



モモ太郎
「分かったよ。大(おお)ゴリラ小(こ)ゴリラ、ゴリラ」


ジロさん
「まったくだ」


ドスっ!!


ガッ!!



モモ太郎
「おっ・・・・・おっ・・・・・おにぎりっ」


ジロさん
「ぐがっ・・・・・が・・・・・食べたいんだなっ」


ゴリラ
「いい加減にしろお前等。分かったな?」



モモ太郎
「分かったよ」



ジロさん
「ああ、まったっ――――じゃねぇ、わあーったよ」


モモ太郎
「まあ!!ゴリラだしな!!」
モモ太郎は、言うなり走って逃げた。


ジロさん
「ああ!!まったくだ!!」

ジロさんも、同じく走って逃げた。




ゴリラ
「ちょっと待てこらぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!!!」
ゴリラは、逃せまいと轟音を響かせ二人を追いかけた。












こうして
モモ太郎の仲間は、ゴリラ、犬、ジロさん、の三人(?)になったのだった。