ジロさん
「これが、きびだんごけぇ・・・ん?・・・・・うめえっ!!」


モモ太郎
「てか、なんで寝てる貴様等」

モモ太郎は、横で両手両足を投げ出し大の字で爆睡してるゴリラと、丸まって寝ている犬を見て言った。


ジロさん
「いつの間に寝やがったんでぇ?買ってきたパンも全部平らげてやがるしよぉ」


モモ太郎
「えっ!?・・・・おおっ!!俺のも全部ねえっ!!・・・・・・まあ、いっか。寝かしとこう。てか、林の中でこんなに爆睡できるとは、流石ゴリラ」


ジロさん
「ホントにいいのか?」


モモ太郎
「まあ、いいだろう。それより、ジロさんに一番聞きたかった事があるんだが」

ジロさん
「ああ?なんでぇ、改まりくさりやがって」



モモ太郎
「キャッツ大西ってなんだ?」


ジロさん
「なんだってぇ〜キャッツ大西は、俺っちの弟子兼息子だろうがよ」



モモ太郎
「いや、知らねえから」



ジロさん
「まあ、心配するな。俺っちがおめぇに付いてくんだ。奴もかならず力を貸してくらぁ」



モモ太郎
「いや、それはわかんねえだろ。てか、そのキャッツはどこに居るんだ?」



ジロさん
「知らん」



モモ太郎
「そうか」



ジロさん
「おいおい、納得はぇ〜な、おい。まあ、奴とは鬼に襲われてはぐれちまってな。まあ、なぁに、奴は俺っちのニオイを嗅ぎ付け必ず現れるから大丈夫でぇ」



モモ太郎
「お前臭いのか!?」

モモ太郎は、少し後退った。



ジロさん
「ちょっ、失礼だなおめぇクソ野郎。そう言うじゃねえよ!!付き合いが長いから、俺っちの行き先を必ず探し当てるってことよ」



モモ太郎
「ああ〜・・・・てか、弟子兼息子は今もお前を探し、お前はキャッツ大西じゃなく、パンツを探し漁ってたのか?最低じゃねえかお前。黒パンツじゃねえぞクソ野郎!!」



ジロさん
「ちげっ!!お前馬鹿っ!パンツは、おまけだ!キャッツ大西が最重要項目だっての!」


モモ太郎
「嘘つけ!身に付けてたじゃねえか!変態アニマルめ!!」

ジロさん
「ほんとだっての!黒パンツに誓うぜ!」


モモ太郎
「誓う物ちっさ!!てか、やっぱパンツじゃねえか!!このパンツめ!!」



ジロさん
「なっ!このやろう!!おめえがパンツだ、この野郎!!!」