モモ太郎
「あ、ああ・・・・そうか」

(言い直すのに、何故僕って言ったんだ?コイツ)


ジロさん
「それでだな。住んでた所から出て。キャッツ大西と共に鬼を退治しながら旅をしてたって訳よ」


モモ太郎
「あ、ああ、そうか。生の鬼見たことあるんだなお前」
(えっ?なに?キャッツ大西ってなに?)


ジロさん
「ああ、あるともさ。でけえぞ〜奴等。しかもつええぞ」


モモ太郎
「ああ、やっぱそうなのか。てか、退治しながら旅してたって、そんなに鬼って居るのか?」

(キャッツ大西・・・・いや、考えても分からん。キャッツ大西ってなんなんだ?)


ジロさん
「なんでぇ、お前。大鬼退治を掲げといて、鬼のことなんも知らねえのか?」


モモ太郎
「あっ、ああ。てか、お前もじじいの演説聞いたんだな。まあ、そもそも自分の意思じゃねえし、調べてねえって」

(鬼とかどうでもいい。キャッツ大西ってなんなんだ)


ジロさん
「んだぁ〜しょっぺえなおめぇ。いいか、鬼ってえのは各地に沢山居るんでぇ。街とか作ってる奴等も居るんだぜぇ?」


モモ太郎
「えっ、街?鬼の街があんの?」

(猫なのか?まあ、キャッツだしな。じゃあ大西はなんだ?)


ジロさん
「おうよ。まあ、街築いてんのは緑と黄だがな。奴等は温厚で社交的な感じでぇ。退治はしなくていいやな」


モモ太郎
「色で性格違うのか?」


(それと、キャッツ大西は、何色なんだ?)


ジロさん
「なっ、おめっ、そんなことも知らねえのか?」


モモ太郎
「だから、調べてねえからしらんて!」

(てか、キャッツ大西ってなんなんだよ!!)