「そんなん、お前等が遅いからやろっ!」

モモ太郎
「遅いって言われても・・・・なあ?」
モモ太郎は、ゴリラに振った。

ゴリラ
「まあ、モモ太郎が茂み入ってたのもあるし、遅れたんは悪いとは思うけど。初対面で明らかに不機嫌な感じで、お前とか遅いとかはちょっと無いと思うわ。そもそも、おじいさんが言ってた場所ちゃうしさ、ここ」



「いや、そんなん普通、犬も仲間になんねんから道歩いてたら居るとか分かるやろ!」


モモ太郎
「いや、じじいが拡声器で演説して仲間募ってるとか知らんかったし、何が仲間になるとか決まってねえから。それに普通とか言うけど、現に今、ゴリラ仲間になってんだぞ。普通じゃねーだろうが」



ゴリラ
「それはなんかごめん。俺モモ太郎と旅したくてさ」


モモ太郎
「ほら、この子も謝ってる事だし許してやれよ」


ゴリラ
「おい、お前こら!」


「もういいわ、とりあえずきびだんごくれや」

犬は、ふてくされたように言い、右手を出した。

モモ太郎
「そんな言い方やとあげたくないな〜」


「じゃあもういいわ!お前ら2人で、大鬼退治行けや!」


モモ太郎
「言われたなくてもそのつもりだったんだがな。お前、戦力なりそうにねえしさ」

ゴリラ
「ちょー、お前拗ねんなって。俺等が悪いのもあるけど、お前の言い方も悪いわ。そらモモ太郎もきびだんごくれへんって」



「いや、もうええから。要らんし」


モモ太郎
「めんどくさいな〜とりあえずやるから。もういいやん」



「もういいし」


ゴリラ
「渋々でもくれる言うてるから貰っとけって。これで仲間でええやん」











こうして、めんどくさい展開は一時間程続き、拗ねながらも、犬も仲間になり、モモ太郎の仲間は、ゴリラと犬の二人となった。