「いや〜

ブランコはいつ乗っても
楽しいなぁ〜」




「さっきから何回目ですか?

そのセリフ…」




「うっせーよ!

い・いいだろ?!」




この公園の遊具達を
一通り遊んだ私達は


なぜか、


またブランコで遊んでいた。




「公園って楽しいですね。

…幼い頃の話なんですけどね?


“公園へ入るためには
お母さんと一緒じゃないとダメ”


って近所の子達に
言われまして…ははっ

今考えれば、そんなの
ウソだって気づいたのに!」




「…ハルのお母さんはハルと一緒に

遊んでくれなかったのか?」




そう考えるのが普通だよね。

今の私にとってそれは
答えずらい質問だな〜…。




「…お母さん、昔から

私のこと嫌いだったから。

…だから、
高3になった今日!!


家から追い出されて
絶縁されちゃいました!


あははっ!!

お母さんってば、私のこと
どれだけ嫌ってるんだろ〜」




ダメだ。




目頭が熱い




お願いだからもう少しだけ




我慢して…?










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