「…あ、ご飯粒取れた」




手元を見るとジャケットは既に
キレイになっていた。




「おい。

話そらすな、真面目に答えろ」




「…ッ、こ・公園!!」




「はっ?」




「初めて来たんです。

…公園、に」




「…おまッ」




目から零れる熱い雫は
いったい何を意味してるのだろう




「…ふ…ぇっ…んっ…」




止まることを知らない雫達




泣き止め


泣き止め


止めて


見ないで…




「お前、何があった?」




お願いだから


頼むから




今は私に優しい声で




話掛けないでよ…










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