「夜の繁華街って…賑やか」
しばらく歩き続けると
目的地らしき場所に着いた
昼の繁華街も賑やかだが
夜の繁華街も一層賑やかで
思わず目が眩む
「姉さん、綺麗な顔してんね？
どう？
俺たちの店に来ない？
初回だし安くしとくよ〜？」
目の前に現れたのは
俗に言うホスト…の成り上がり
見た目をどんなに取り繕っても
ホストに成りきれない残念な人
「急いでますから…
すみません、」
「そんなこと言わないで〜
そんなんじゃ
モテないでしょうよ
堅いこと言わないでさ！」
お前がモテないんでしょうよ
「お兄さん、私…
前に進みたいから
どいてくれない？」
今はそんなのにひっかかってる場合じゃないの
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