「じゃあ俊哉だってナンパすんのやめてよ!」


それだけ言ってあたしは家の中に入った。


「おい、理香子!」


俊哉はあたしの名前を呼んでいたけど、もう俊哉の顔は見たくなかった。


「うぅ─....」



あたしは家の中でひっそり泣いた。