俺様王子と地味子な舞姫


「おはよう。神守さん」

「お、おはよう・・・」

相変わらずの王子様スマイルで彼は言った。

「で?何が一件落着なんだ?」

そんなこと答えられる筈もなく

「何でもないです。と言うか多分落着してないと思われます」

そう誤魔化して、決して嘘ではないことを言っておいた。

「だからその落着してないのは何「おーい席着けー。HR始めっぞー。」・・・ちっ」

「・・・」

先生、入ってくるタイミングはナイスなんですけど・・・、隣の席の龍樹君が非情に怖いです!!!